革の種類とその特徴
革製品のバッグや財布には、いくつか異なる種類の革が使われています。以下に主要な革の種類と特徴を紹介します
1,牛革
⑴牛革シュリンク
・クロームなめし(なめすときタンニンよりもクロームの割合が多いい)
・やわらかい、丈夫、傷つきにくい、型崩れしにくい、経年変化しずらい、比較的雨につよい、
・エレガントな風合い
⑵ヌメ革
・タンニンなめし(なめすときクロームよりもタンニンの割合が多いい)
・かたい、丈夫、傷つきやすい、型崩れしやすい、経年変化しやすい、雨シミがつきやすい
・革のエイジング(長年使った風合いなど)を楽しみたい方
⑶型押し
・鞣した後に、クロコダイルや角シボ(四角い小さなシボ)などの型を押していきます。約1トンくらいの圧でプレスするので、圧縮されて丈夫になります。
*種類分けとしては、もっとたくさんありますがここでは、実際に使う場合の参考になるような基礎知識として、上記のような説明にしました。
2、ラム革(シープスキン)(羊革)
・やわらかい、軽い、キズすきやすい、
・手触りで一目ぼれする方が多い
3,豚革(ピッグスキン)
・丈夫なので、ミリ数を薄くすけるので、製品としては軽くなることが多いい・
4、鹿革
・代表的な製品は、400年前にインドから伝来した、印伝です。鹿革に漆塗りの技法
5、ヤギ革
・とても丈夫な革なので、薄く剥くことで、軽く加工ができます。メッシュなどに向いています。
<エキゾチックレザー>
1、ヘビ革
⑴ダイヤモンドパイソン(ニシキヘビ)
・ヘビ革で最も丈夫で、高級です。
⑵コブラ
・ダイヤモンドパイソンよりは、薄めですが丈夫です。
⑶アナコンダ
・腑丸形の腑の模様が特徴です。
⑷水ヘビ(ウォータースネーク)
・ヘビ革の中では薄いほうですが、とても軽いです。染めたときの発色の良さも特徴といえます。
2、オーストリッチ
・ダチョウの背中の部位です。手触りが柔らかく丈夫で軽いです。
3、クロコダイル(ワニ革)
⑴イリエワニ(スモールクロコ、ポロサス)
・革の最上級と言われるワニ革のなかの最も良いとされる種類です。
⑵ラージクロコ(ニューギニアワニ)
・イリエワニよりもスケールや腑が大きく、日本で古くから使用されているようです。
⑶ナイルクロコ
・イリエワニやラージクロコ同様に高級品用の革です。
⑷シャムワニ
・製品になるクロコダイルの多くに使われているようで、ポピュラーなワニです。
⑸アリゲーター(ミシシッピーワニ)
・クロコダイルとは呼べませんが、ワニ革として高級素材のなかのひとつでしょう。腑も判も大きいようです。
⑹カイマンクロコ(バビラス、イシワニ)
・クロコダイルとは呼べませんが、ワニ革として高級そざいのなかのひとつでしょう。ごつごつとした腹の腑が特徴です。
4、リサード
・爬虫類革としては、ポピュラーに使わていますが、クロコダイルなどに比べて判が小さいため、小さめのバッグやお財布、小物などに使わているようです。種によって模様など特徴があり、代表的なものは円い模様(腑)が特徴のリングリザードです。
5、アザラシ(毛付き)
・主に北米の先住民族イヌイットが、食用として狩猟した残りの毛皮が、輸入されてそれらが製品になるようです。大変希少な高級素材と言えるでしょう。
6、ポニーハラコ(毛付き)
・ポニーの毛皮を染めたり、アニマル柄のプリントなどをしています。とても高級な素材です。
【袋物次郎で扱う革素材について】
当店では主に、牛革素材、柔らかく、傷つきにくいシュリンクレザーと、クロコダイル/スネークに代表されるエキゾチックレザーの2種類を多く取り扱っています
オリジナルブランド「MuraSaki」は、クロームなめしの牛革素材(牛革シュリンク)を国内で丁寧に加工を行い、浅草革職人による製品化を行っています